開発段階ではFuzzFaceをflyingteapotなりに解釈したものを製作予定でしたが、試行錯誤のうちにToneBenderやFuzzFuctoryの要素も取り入れ、荒々しくも今の音楽シーンで使いやすいようなファズができました。

また開発過程では、ギターのVolに対する反応性や、絞ったときのサウンドに特にこだわっています。
FuzzはONのままでの手元でのサウンドメイクの幅の広さが一番の楽しさだと思っています。ノーマルモードでは太いファズサウンドから、軽快なクランチサウンドが行き来でき、モード切替スイッチをONにした状態では、手元のVolを絞ることでゲイン感はあまり変わらずに音の抜けが良くなるような変化を示します。(このときGateの位置がサウンドに大きく影響するので、ギターのVolを絞った状態でもGateの調整を行ってください)

筐体は今までのアルミ削り出し筐体から、ステンレスの板金筐体に変更しました。Fuzzらしい筐体の安定感も出したかったため質量の大きいステンレスをあえて使用しました。ボードを使わずフロアに直接ペダルを置く人でも安心して使える重量感だと思います。

クラシックなニュアンスのファズから、攻撃的な質感のディストーションサウンドまで1台でカバーできる、flyingteapotらしいFuzzサウンドへの解釈が詰め込まれた1台になっています。

◆spec◆
・65×108×H42(最大約59)mm
・約485g
・消費電流 最大20mA
・電源には一般的なセンターマイナスの9Vアダプタをご使用ください。
・内部には一般的な9V電池が入ります。
・インプットジャックにプラグを挿すことで電源が入ります。
・内部にトリマーがありますが基本的には触らないようにしてください。

◆CONTROLS◆
コントロールは3ノブと2つのミニスイッチ(Push-Push)となっています。
モード切替スイッチである+スイッチの設定でノブの効きが若干変わってきます。
また、HPスイッチはVolを絞ったときのみ有効で、Volの位置にかかわらず高域成分を出力するようなスイッチになっています。デフォルトのモードでは基本Fuzzコントロールは全開または90%くらいの状態がオススメです。Volも可能な限り開いた状態のほうが、より”らしさ”のあるサウンドになりますが、12時位まで絞っても良いサウンドが出るように調整しています。また、Gateコントロールは絞ることでブチブチ系のサウンドが得られますが、ギターのVolを全開にした状態では12時周辺以降サウンドに大きな変化が感じられないかと思います。しかしギターのVolを絞ったときにGateを操作するとサウンドのトーンが変わるのが実感できるかと思います。オススメとしてはギターのVol全開時にGateが効きすぎない範囲で、かつなるべく絞った状態だと極上のファズトーンとクランチトーンの行き来が手元で行なえます。

モードスイッチをONにした状態では、Fuzzコントロールを絞っても深く歪みます。このとき歪みが深くなった影響で若干デフォルトモードより抜けが悪く感じるかもしれませんが、手元のギターVolを少し絞ることで歪んだまま音抜けが良くなります。ギターのVolを絞ったのに音量が大きくなったような不思議な感覚があるかと思います。また、こちらもGateとHPスイッチの組み合わせでサウンドに幅が出せます。特にVolを50%付近まで絞ってHPをON、Gateを音が小さくならないギリギリまで絞った状態でのムチムチで太いディストーションサウンドは一度試してみて欲しいサウンドです。

今回ファズらしさをなるべく残すために比較的ノイズに対しては寛容な作りになっています。
セッティング次第では発振するようなポイントや、ラジオを拾うようなポイントもあります。
そのあたりもファズらしさとして考えて楽しんでいただけたらと思います。

UD20180928

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